猫の症状から探す

猫が吐く(嘔吐)ときに考えられる病気

猫は毛玉や早食いでよく吐く動物で、吐いたあとも元気で食欲があれば、すぐに心配しなくてよいことも多い症状です。ただ、「よく吐く子だから」と見過ごされているうちに、炎症性腸疾患(IBD)や消化管のリンパ腫、膵炎、腎臓の病気が進んでいることもあります。何度も続けて吐く、ひもなどを飲み込んだ、ぐったりしているときは急ぐ必要があります。下の目安で受診のタイミングを確かめ、当てはまりそうな病気の記事で詳しい症状を確認してください。

受診の目安

すぐに受診夜間・休日でも

  • 何度も続けて吐く、水を飲んでも吐く
  • 吐こうとするのに何も出ない、お腹を触ると嫌がる
  • 血を吐く、ぐったりしている、呼吸が苦しそう
  • ひも・糸・輪ゴム、ユリの花(花粉や花瓶の水も)、人の薬などを口にした
  • おしっこが出ていない、ほとんど出ない
  • 子猫が吐いて、下痢もしている

早めに受診当日〜翌日に

  • 吐く回数が増えた(週に1回以上が続いている)
  • 食欲が落ちた、体重が減ってきた
  • 水をよく飲む・尿が多い
  • 高齢の猫で、吐くことが増えた

様子を見てよいその後も元気なら

  • 毛玉を吐いたあと、元気で食欲もある
  • 早食いのあとにフードをそのまま吐いたが、その後はいつもどおり
当てはまるかチェックする様子を選ぶと、受診を急ぐべきかの目安がわかります

迷ったときは、かかりつけの動物病院に電話で相談してください。様子を見る間も、いつ・何回・どんな様子だったかをメモし、写真や動画を撮っておくと診察で役立ちます。

受診の目安とチェックリストを見る

考えられる病気22件

部位ごとに並べています。すぐ受診は、その病気で急いで受診したほうがよいサインです。

消化器12

感染症・寄生虫3

泌尿器・生殖器3

心臓・循環器1

脳・神経1

皮膚1

腫瘍・がん1

Qよくある質問

毛玉を吐くのは病気?
猫は毛づくろいで飲み込んだ毛を吐き出すことがあり、ときどき毛玉を吐くだけなら多くは心配いりません。ただ、何度もえずくのに出ない、便が出ない、食欲がないときは、毛玉が胃や腸に詰まる毛球症のことがあります。ブラッシングで飲み込む毛を減らすことも予防になります。
どのくらいの頻度で吐いたら受診すべき?
目安として、週に1回以上吐くことが続く、吐く回数が前より増えた場合は、一度診てもらいましょう。「猫はよく吐くもの」と思われがちですが、慢性的な嘔吐の陰に、炎症性腸疾患(IBD)やリンパ腫などが隠れていることがあります。
吐いたあと、ごはんや水はいつあげればいい?
1回吐いて元気なら、少し時間をおいてから少量の水を与え、吐かなければいつものフードを少しずつ与えます。また吐く、まったく食べないときは早めに相談してください。猫は2〜3日食べないだけで肝リピドーシス(脂肪肝)になることがあるため、絶食を長く続けないことが大切です。

猫のほかの症状から探す

このページは、受診するかどうかを考える目安です。診断の代わりにはなりません。気になる様子があれば、動物病院に相談してください。