猫の症状から探す
猫が歩けない・足を引きずるときに考えられる病気
猫の後ろ足が急に動かなくなり、痛がって鳴く、足先が冷たい場合は、心筋症でできた血栓が足の動脈に詰まったことが考えられ、すぐに受診が必要です。高いところからの落下や事故による骨折・脱臼、椎間板ヘルニアでも歩けなくなります。一方、高齢の猫で高いところに上らなくなった、動きがゆっくりになった場合は、慢性関節炎のことがあります。猫は痛みを隠すので、小さな変化にも気を配りましょう。
受診の目安
すぐに受診夜間・休日でも
- 後ろ足が急に動かなくなり、痛がって鳴く、足先が冷たい
- 口を開けて呼吸している、呼吸が苦しそう
- 交通事故や高いところからの落下のあとに歩けない
- おしっこが出ない、またはもらしてしまう
早めに受診当日〜翌日に
- 片足を浮かせて歩く、足を引きずる
- 高いところに上らなくなった、トイレをまたぐのをいやがる
- ふらつく、首をかしげて歩く
- 足や関節が腫れている、触るといやがる
様子を見てよいその後も元気なら
- 少し足を気にしたが、数分で普通に歩くようになり、その後も問題ない
迷ったときは、かかりつけの動物病院に電話で相談してください。様子を見る間も、いつ・何回・どんな様子だったかをメモし、写真や動画を撮っておくと診察で役立ちます。
受診の目安とチェックリストを見る考えられる病気8件
部位ごとに並べています。すぐ受診は、その病気で急いで受診したほうがよいサインです。
脳・神経5
-
猫の運動失調(アタキシア)千鳥足でフラフラ歩く・首が傾くのは脳のSOS?前庭疾患と小脳障害の見分け方を解説すぐ受診突然ふらつく・首が傾く・急に後ろ足が動かない(中毒や血栓の疑い)
-
猫の椎間板ヘルニア後ろ足のふらつき・麻痺は脊髄圧迫のサイン?原因・診断・外科治療と予後を詳しく解説すぐ受診後ろ足が動かない、おしっこやうんちが出ない、症状が数時間で悪化する
-
猫のてんかん突然のけいれん・泡を吹く発作にパニック注意?発作時の正しい対処法と治療を解説すぐ受診発作が5分以上続く、1日に2回以上の発作、発作後なかなか意識が戻らない
-
猫の筋ジストロフィー生後数ヶ月で体が動かなくなる難病?筋肉の変性と進行を防ぐ最新の管理法を解説すぐ受診呼吸が苦しそう、立てない(心臓への影響の疑い)
-
猫の中耳炎・内耳炎首を傾ける・目が揺れる・ぐるぐると回る猫のホルネル症候群と前庭疾患の診断と治療を解説
骨・関節3
Qよくある質問
- 猫の後ろ足が急に動かなくなったら?
- 心筋症による血栓(動脈血栓塞栓症)のことがあり、強い痛みを伴います。体を無理に動かさず、キャリーに入れてすぐに動物病院へ向かってください。この病気は前触れなく起こることも多く、心筋症が見つかるきっかけになることもあります。
- 高齢の猫が高いところに上らなくなったのは年のせい?
- 年齢による変化と思われがちですが、慢性関節炎の痛みが原因のことがよくあります。痛みの治療で動きがよくなる猫も多いので、相談してみましょう。段差を低くする、トイレの入り口を低くするといった工夫も役立ちます。
- 足を引きずるけど痛がらない。様子を見てもいい?
- 猫は痛みを隠すので、痛がらないように見えても痛みがあることがあります。1〜2日たっても足を引きずる、くり返す場合は受診しましょう。歩く様子を動画に撮っておくと、診察室では見られない歩き方を伝えられます。
猫のほかの症状から探す
このページは、受診するかどうかを考える目安です。診断の代わりにはなりません。気になる様子があれば、動物病院に相談してください。


